株オタク「にしけい」の株式投資日記

今週のニュース(2018/2/25〜2018/3/3)

経済指標のまとめ


指標

今週は、最近僕がブログやtwitterなどでまとめはじめた「経済指標」について簡単に見ていきたいと思います。今回扱うのは、「日経平均株価」と「海外投資家売買動向」、「信用評価損益率」、「騰落レシオ」で、これらの概要と簡単な見方をご紹介していきます。
 
 

そもそも、なんで経済指標を見る必要があるのか

世の中には「経済指標」と呼ばれるものがたくさんあります。ニュースなどでよく見聞きする「日経平均株価」や「TOPIX」も経済指標ですし、少しマニアックな「海外投資家売買動向」なんかも経済指標です。このように、経済界には経済指標が複数存在しているわけですが、どうして経済指標に着目する必要があるのでしょうか。

僕は、「経済の温度感を知るため」だと思っています。「経済」は「お金の流れ」ですので、目で見て触ることなどできず、温度感で感じることしかできないからです。ほら、よく「経済が過熱している」とか「消費が冷え込んでいる」とかいうじゃないですか。こういうのは経済を「体感温度」にたとえて話しているわけですね。しかし、体感温度はあくまで主観的な情報なので、人によって異なり、データとしての信頼性が低いです。

そこで役に立つのが「温度計」です。人それぞれ違う体感温度を聞いて回るよりも、温度計で客観的に測定された気温を見た方が、正確に気温を知ることができます。経済指標は、つまるところ「温度計」の役割を果たしていると考えています。
 
 

どんな経済指標を見るべきなのか?

経済指標にはたくさん種類があると述べました。そのため、「どの経済指標を見たらいいの?」という疑問が生じます。しかし、見るべき経済指標は、その人の求める情報によって違ってくると考えています。今回は、「投資家が相場観を手にいれるための指標」をまとめてみました。また、これから紹介する指標には、相場の転換点を推測する材料にもなります。

僕自身、「株はその銘柄を分析してほしいと思った時が買い時」と考えていますが、欲を言えばできるだけ相場の底で投資するのが理想です。相場の底がいつくらいに訪れるのか(またはいつ訪れたのか)を推測することができるので、うまく使っていきたい指標です。
 
 

相場の現状を把握するのに役立つ経済指標4選

■日経平均株価
[データの入手元]
日経平均株価(Yahoo!ファイナンス)

[説明]
日本経済新聞社が東証一部に上場している企業から独自の基準で選んだ225銘柄の平均株価のことです。ざっくりとした日本の景気動向を知ることができます。

 
■海外投資家売買動向
[データの入手元]
投資部門別売買状況(JPX)
投資主体別売買動向

[説明]
短期的な相場状況を把握できる指標です。
海外投資家の購入金額合計ー海外投資家の売却金額合計」で計算できます。

(1)海外投資家が毎週連続で買い越している場合:相場は強気
(2)海外投資家が毎週連続で売り越している場合:相場は弱気
(3)海外投資家が1週間ごとに買い越したり売り越したりしている場合:中立(判断不能)
以上のように判断します。

また、
買い越しが続いた後の売り越し
売り越しが続いた後の買い越し
は相場の転換点となると言われています。

参考
外国人の売買動向を知る方法(楽天証券)

 
■信用評価損益率
[データの入手元]
信用評価損益率 信用残 日経平均比較チャート

[説明]
信用取引をおこなっている投資家が「どれくらい含み損益を抱えているか」を、
パーセンテージで表した指標です。

通常、0%〜-20%の範囲で推移します。なぜかというと、個人投資家は信用取引で
含み益が出るとすぐに利益確定をおこなう傾向が強く、
利益が出ている状態で信用取引が放置されることはないと考えられるからです。

また、-20%が底値となっているのは、含み損が20%を超えると追証が発生し、
強制ロスカットになるため、-20%以下の値は現れないのだそうです。
そのため、信用評価損益率ではマイナスの値を示します。

この数値を使うと、相場の天井圏と底値圏を推測することが可能になります。
含み損を抱えている人がいない0%付近が天井圏-20%付近が底値圏と言われています。

参考
信用評価損益率のご紹介

 
■騰落レシオ
[データの入手元]
騰落レシオ 日経平均比較チャート

[説明]
値上がり銘柄数と値下がり銘柄数との差から、相場の温度を測る指標です。

騰落レシオ(%)=値上がり銘柄数/値下がり銘柄数*100」で求められます。

騰落レシオの見方は以下の通りです。
(1)騰落レシオ>100%上昇基調
(2)騰落レシオ=100%均衡状態
(3)騰落レシオ<100%下落基調

また、120%を超えると過熱しすぎのサイン80%を下回ると底入れのサインと言われています。

騰落レシオにはバリエーションがあり、6日平均、10日平均、15日平均、25日平均などがあります。
そもそも騰落レシオは「前日と比べて何銘柄プラスになって、何銘柄マイナスになったか」を示すものなので、
平均を取らないと一定期間の相場の温度感を知ることができないからです。

平均日数が短くなるほど短期の相場トレンドがわかり、長くなるほど長期の相場トレンドがわかります。
これらを組み合わせて判断することも大切なのだそうです。
たとえば、
(1)短期トレンドが上昇基調、長期トレンドが上昇基調:相場は強い上昇基調
(2)短期トレンドが下落基調、長期トレンドが均衡状態:下落開始のサイン
(3)短期トレンドが上昇基調、長期トレンドが均衡状態:上昇開始のサイン
のようになります。

参考
騰落レシオとは(とうらくれしお)
 
 

まとめ

これらの指標は単体で用いるだけでは意味がありません。あくまで、日経平均株価の動きを基準に組み合わせて相場の温度を見ることが大切だと思います。日経平均が上がってきたと思ったら、海外投資家が買い越しているからなのか、信用取引している人が儲かっているのか、直近で株が上がった銘柄が多いのかなどをチェックし、現在の相場が天井圏なのか底を打ってきたのか、相場の流れが変わろうとしているのかなどを把握していくべきだからです。

個別銘柄の分析も大事ですが、その個別銘柄が取引されている市場がどのような状況なのかも把握しておくと、株式を購入した後に株価が大きく変動したとしても、その銘柄独自の要因なのか市場の要因なのかがわかるので精神的に安定できるはずです。
 
 

今週の相場

■日経平均株価(終値)の推移
今週の日経平均株価の推移
 
■TOPIX(終値)の推移
今週のTOPIXの推移
 
■海外投資家売買動向

週間 売買合計額
(百万円)
売買状況
2018年2月3週 -113,235 売り越し
2018年2月2週 -36,228 売り越し
2018年2月1週 -644,605 売り越し

 
■信用評価損益率

週間 信用評価損益率(%)
2018年2月3週 -7.92
2018年2月2週 -9.90
2018年2月1週 -10.10

 
■日経平均騰落レシオ

週間 日経平均騰落レシオ(6日) 日経平均騰落レシオ(25日)
2018/03/02 79.40 82.32
2018/02/23 192.90 95.87
2018/02/16 95.70 78.76

 
■日経平均PER

週間 日経平均PER
2018/03/02 12.58
2018/02/23 12.91
2018/02/16 12.93

 
■VIX指数

週間 VIX指数
2018/03/02 19.59
2018/02/23 18.46
2018/02/16 19.46

 
■日経平均VI

週間 日経平均VI
2018/03/02 26.88
2018/02/23 22.08
2018/02/16 23.48

 
 
今週も相場は大きく下落しました。FRBのパウエル氏が米国経済の好況感から利上げを示唆する発言をしたことをきっかけにNYダウが下落し、それに引っ張られる形で日本株も売り込まれました。また、ドル円相場が1ドル=106円台と、企業の想定為替レートである1ドル=109円と比べて円高基調にあることも、日本の輸出企業の業績悪化懸念を掻き立てることになったようです。

日本株全体のPERも12.58倍と割安感が出ています。FRBの利上げ懸念がある限り相場の上値は思いような気がします。今年は大きく相場が上昇していく望みが薄い気がするので、市場全体の停滞感がある中でも力強く成長する銘柄を選別していきたいですね。
 
 

西尾ファンドの運用状況

今週の西尾ファンドの推移
 

日付 株式評価額 現金 含み損益(設定来)(%) 含み損益(前営業日比)(%)
2018/2/26 67,680 61,714 +29.39 +1.80
2018/2/27 66,640 61,714 +28.35 -0.80
2018/2/28 93,950 35,003 +28.95 +0.47
2018/3/1 92,090 35,003 +27.09 -1.44
2018/3/2 91,790 35,003 +26.79 -0.24
コード 銘柄名 事業内容
2130 メンバーズ 企業Webサイトやソーシャルメディア制作・運用が柱。クリエーター派遣も。株主還元積極化
9616 共立メンテナンス 独立系の寮運営会社。寮、ホテル事業が2本柱。「ドーミーイン」の名でビジネスホテルを展開
7820 ニホンフラッシュ マンション向け内装ドアで国内首位。完全オーダーメードが特徴。中国で利益の過半を稼ぐ

 
今週はニホンフラッシュ(7820)を購入しました。マンション向け内装ドアがメインの会社ですが、中国のスケルトンマンションと内装付きマンションへの内装材販売で成長が見込めると判断したためです。中国の不動産業界はバブルの危険が示唆されていますが、当局の規制によってバブルの進行と爆発の懸念は払拭できたと考えており、今後は市場の需給に合わせた着実な成長が見込めると予想しています。中国の情報なので日本にいるとなかなか手に入れにくいですが、企業に定期的に電話して聞いたり、IR資料を読んだりしながら状況把握に努めていきたいと思います。
 
 

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