株オタク「にしけい」の株式投資日記

今週のニュース(2017/11/26〜2017/12/2)

「自分の強み」が家計の不景気感を取り除く!?

モネータ女神の警告 物価観 家計・日銀ズレという記事を読むと、そこには“景気が良くなっているのに、家計が景気の良さを実感できないのはなぜか?”ということについて書かれていました。確かに、新聞を読んでいると「景気が良くなってきている」という内容をよく目にします。日経平均株価も高くなっていることを踏まえると、「少なくとも紙面上は景気が良くなってきている」と認識できるようになってきています。

しかし、私たちの生活ぶりはどうでしょうか。紙面の好景気感とは裏腹に、収入に対して支出が多く、最終的に手元に残るお金が少ないと感じる人が多いのではないでしょうか。僕自身、最近は卒業旅行の準備などで出費がかさむことが多いこともありますが、可処分所得の少なさを実感することが多々あります。実家の様子を見ていても、可処分所得が少ないことがしばしば話題に出るほどです。

この記事では、実際に家計に対して物価動向に関するアンケートを取ったそうですが、「物価が上がっている」と答える家庭が多く、将来の物価動向について聞くと「今後も物価が上がっていくと思う」という回答が多かったそうです。

なぜ、景気が良くなっているのに、生活する上で景気の良さを実感できないのでしょうか。どうすれば、私たちは日常生活で景気の良さを実感できるようになるのでしょうか。そのポイントを考えてみると、「自分の強み」というキーワードが浮かんできます。このことを説明する前に、家計と経済の関係性を見ていきましょう。
 
 

「家計が消費増→企業の売上up→給料up→可処分所得up」が基本構造

家計の可処分所得が増えるには、

家計が消費を増やす→企業の売上がup→従業員の給料がup→家計の可処分所得がup

という循環を経ることになります。その過程で、物価上昇も同時に発生します。家計が消費を増やすということは、ある商品に対して買いが集まり、過去と比べて需要が大きくなるため、その商品の価格が上昇するからです。

しかし、最近の日本経済を見るとどうでしょうか。企業の売上は増えているものの、それに比例して従業員の給料が増えていません。企業の利益に占める労働者の給料を表す「労働分配率」は59.2%と、バブル崩壊後である1991年10月の水準まで下がっています。実際に、安倍総理が賃金3%アップを企業に求めているほどです。つまり、先ほどの循環の「従業員の給料がup」がうまく行かず、家計の可処分所得が増えていないのです。

解決策として、家計が消費を増やすということも考えられます。僕も最初は「家計から消費を増やすべきだ!」といって、買い物をしようとしたことがあります。しかし、実際に出費を多くしようとしても、保険料や年金だけでも給料のかなりの割合を占めますし(僕は学生ですが扶養を抜けているので)、交際費や定期券範囲外の交通費、生活必需品の購入などでいっぱいいっぱい。これ以上出費を増やすのは、自分の首を絞めることに繋がりかねません。

つまり、私たちが可処分所得を多くするには、企業から給料を多くもらえるように私たちが努力することが必要になるのです。そのためには、なぜ企業が従業員に対して支払う給料が少なくなったのかを考えるべきです。
 
 

なぜ企業が支払う給料が少ないのか?

これには、いくつかの要因があると言われています。

  • 技術革新
  • 省力化投資

技術革新というのは、AI(人工知能)やロボットの進化です。これらは、人間と違って寡黙に指示通りに働いてくれます。人件費もかかりませんし、体調を崩して休んでしまったりする心配がありません。いわば、人間よりも安定的に労働力を提供してくれるのです。

省力化投資とは、少ない人数で仕事を進められるように、AIやロボットを業務過程に組み込む設備投資のことを言います。上の技術革新と関連していますが、近年問題となっている「人手不足」を解消する手段として、多くの企業が取り組んでいます。

こういった流れの中で、私たちが提供している単純な労働は、AIやロボットに台頭されはじめているのです。つまり、私たちはAIやロボットでは代替できないような性質を持った仕事をしないと、企業に雇ってもらえないということになります。さらに、これができないと、仮に雇ってもらえたとしても、経営者に対して賃金交渉をする力が小さくなってしまいます。このままでは、私たちの家計の可処分所得は増えないままとなってしまうのです。

ですから、私たちに必要なことは「AIやロボットにはできないことが何かを考え、その能力を身につけ、経営者に対して賃金交渉力を高めること」だと言えます。そのためには、就職する前に「自分の強み」をしっかりと認識し、「入社後にどれくらい高い質の労働力が提供できるか」を考えておかなければなりません。
 
 

就活生も社会人も「自分の強み」を明確にしよう

よく就活セミナーなどで言われることですね。「自分の強み」としっかり向き合いましょう。そのためには「自分の弱さ」とも向き合わなければならないわけですが、今回は弱さについては言及しません。とにかく強みを列挙していきましょう。そうしたら、自分が入りたいと思う会社の業務内容と照らし合わせ、その会社に入社したらどんなパフォーマンスができるかを考えてください。ポイントは、「AIやロボットとはどう違うのか」ということです。

以上のことができていれば、ざっくりしてはいますが、AIやロボットよりも質の高い労働力を提供できる人間への一歩を踏み出せていると思います。すでに就職している人も同様に考えると良いでしょう。「今の会社で、自分の強みを生かして、どのようなパフォーマンスができるのか」を考えることで、日々の仕事の質も変わってきます。

家計の可処分所得を上げ、今よりももっと幸せになるためには、「自分の強み」を明確にすることが第一歩となります。そして、それがAIやロボットの仕事の質と比べてどれほど価値があるかを考えることで、自分の仕事の質が上がります。そうすれば、企業は仕事の質に合わせた賃金を支払わざるをえないので給料が上がり、家計の可処分所得が増え、良い景気の循環が回り始めるのではないでしょうか。

参考

 

先週・今週の相場

日経平均株価の推移を見ると、週の後半にかけて上昇傾向にありました。米国の税制改革への期待などから米主要指標が上昇し、日本株もこれに引っ張られた形です。12/1には23,000円に近づくこともありましたが、超えることはなく取引を終えています。海外投資家による中小型株選別も進んでいますし、来週は23,000円付近でもみ合ったりするのではないでしょうか。
 

西尾ファンドの運用状況

日付 含み損益(設定来)(%) 含み損益(前営業日比)(%)
2017/11/27 +20.53 +0.07
2017/11/28 +19.51 -0.01
2017/11/29 +21.23 +1.44
2017/11/30 +23.35 +1.75
2017/12/1 +24.05 +0.57

今週から、前営業日比の含み損益の計算も始めました。今週は11/30の上げ幅が大きかったです。これといった材料はありませんでしたが、保有銘柄銘柄全ての株価が上昇しており、11月の締めとして割と良い一日だったのではないかと思っています。
とはいえ、会社の社長の伸び率と比べると全然伸びておらず、社長の凄さを実感した次第です。

昨日から12月に入っています。機関投資家によるウィンドウドレッシングがおこなわれる、というジンクス(?)もあるようです。ウィンドウドレッシングとは、機関投資家が四半期の運用報告に向けて、調子の悪い銘柄を売り、調子の良い銘柄を買うというものです。そのため、銘柄によって株価が下がったりすることがあります。買いたいけど高すぎて買えない銘柄がたくさんあるので、株価の値動きを見ながら投資できたらいいなと思っています。
 

今週気になったニュース

経済・金融関連

 

個別企業関連

 

政治・政策関連
  • 「核武力完成」を宣言 北朝鮮が新型ICBM

 

経営・マーケティング関連
  • 量子コンピューター革命
  • テレワーク運用に知恵

 

その他

 

編集後記

個人のtwitterアカウントで、本格的に運用してフォロワーを増やしたことはありませんが、投資勉強会を開いたりこのブログを作ったりしたことで、身内以外にも“見てもらえる”アカウントを持っておくとよいなと思うようになったので、専用のカウントを作ってみました。

資産運用の勉強や仕事の合間に少しずつ育てていけたらと思っています。このブログの方針も今考え直しているところですが、基本的には僕と同年代の大学生や社会人に向けて、資産運用や株式投資をはじめるために背中を押せるような内容を発信していきたいと思っています。

そのアカウントはこちらです!絶対、超絶大変だと思いますが頑張ります。新たな闘いが始まりました。

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