にしけい⊿乃木坂46好き投資家の株式投資日記

今週のニュース(2017/10/15〜2017/10/21)

今週注目のニュース

【神戸製鋼所不正問題】

〜要約〜

神戸製鋼所のアルミ部品の不正問題の波紋が広がっています。同社のアルミ部品は自動車や航空機、鉄道車両をはじめ防衛産業にまで幅広く使われており、神戸製鋼所のみならず部品を使っている企業にまで、リコールなどの影響が及びそうです。今回の不正が発生した背景には、納期の遅れが許されない業界であることから、基準を満たさない部品であってもそれを隠して納品し、納期を間に合わせようとする企業体質があります。

 

〜自分の意見〜

神戸製鋼所(5406)は、兵庫県神戸市に本社を置く、日本の大手鉄鋼メーカーです。「KOBELCO」という愛称で親しまれ、自動車や鉄道車両などの輸送用機器などに部品供給をおこなっているほか、建設機械メーカーや電力事業者としての側面を持つ“複合企業”です。

今回話題となっている神戸製鋼所の不正問題は、BtoBのアルミ部品事業が震源です。神戸製鋼所のように部品供給をおこなうBtoBのビジネスでは、社員が「納期」を気にしながら働かなければならないと考えられます。なぜなら、納期を守らないと今後も継続して仕事を受注することができなくなるかもしれないからです。そのため、たとえ基準を満たさない“不良品”が出たとしても、何とかごまかして納品しようとする誘引になるのです。

さらに今回の問題でタチが悪いのは、現場の責任者と従業員が「基準を満たさないこと」を知りながら納品していたことと、不正が明らかになって経営幹部による調査がおこなわれた時に、現場社員が一丸となって不正をしたことを隠し通そうとしたことです。神戸製鋼所全体に根深く残る「隠蔽体質」を見ると、信頼回復には困難を極めると考えられます。

とはいえ、神戸製鋼所の部品による人身事故は発生していないため、エアバックのタカタのように上場廃止になることはなさそうです。しかし、リコールや受注減少により黒字転換の見込みは薄れ、手元のキャッシュが不足すれば、最悪の場合は倒産する可能性もなくはないと思います。このような状況から、株価は大きく下がり、上場以来最低の株価となりました。

通常であれば、このような企業に投資することは望ましくないと判断しますが、最近学んだグリーンブラット流に考えて、神戸製鋼所問題の裏側にどのような投資チャンスがあるか探ってみました。

いろいろと考えを巡らせてみましたが、「隠蔽体質の除去が完了する」ことに尽きると思います。現場社員までもが品質の偽装や不正の隠蔽に染まってしまっているので、できれば社員全員を総入れ替えすることが必要でしょう。しかし、これは現実的ではありません。なので、少なくとも現場監督レベルの人間を辞めさせ、他の企業から優秀な人材を採用し、現場社員の仕事をチェックするようにすべきです。そして、製品の品質管理の項目や状態はもちろんのこと、現場の社員の監督方法もきちっと公表し、世間から信頼を取り戻す努力をしなければなりません。

また部品交換にも応じるべきです。企業が求める基準を満たさない商品を提供しているわけなので、「取引先を裏切っている」ことと同等です。業績への影響は免れませんが、誠意を尽くす姿勢を示せば、時間はかかりますが信頼回復につながり、株価も上がるのではないでしょうか。

企業分割もあるかもしれません。神戸製鋼所という一つの看板の下では、今回のアルミ部品の不正のイメージが、問題を抱えていない健全な建設機器や電力事業にも波及し、業績が悪化する危険性があるからです。このような場合、おそらくアルミ部品などのBtoB事業とそれ以外の事業に分割されることになると思います。すると、BtoB以外の事業で構成された神戸製鋼所の分割企業は、そのファンダメンタルズが適正に評価されるようになるため、株価が適正値まで上昇することになります。BtoB事業の株価回復はもう少し先になりそうですが、信頼回復とともにじわじわと戻って行くでしょう。

以上の動きが見られた際は、株価回復の兆しがあると判断し、グリーンブラッド流に投資を検討していきたいと思っています。

アメリカの司法省によるチェックもありますし、まだまだ神戸製鋼所関連のニュースが出てきそうです。他に問題を抱えているのか、投資するチャンスはあるのか、今後どうなるのかに注目して、来週もニュースを読み解いていきます。
 
 

今週気になったニュース

神戸製鋼所不正問題関連

 

経済・金融関連

 

個別企業関連

 

政治関連
  • ツイート数 立民・共産勢い 話題上位、自民に迫る
  • きょうのことば「中国共産党大会」
  • 中国、世界の「強国」に

 
 

今週の相場


 
今週の日経平均株価は、上昇トレンドでした。先週に21,000円の壁を乗り越え、月曜日には21,250円付近をつけました。そのまま上がり続け、金曜日は月曜日と比べておよそ200円高い21,450円付近で取引を終えています。

この背景には、①北朝鮮リスクが一時後退したこと、②選挙で安定性が高い「自民党」が政権を取ると考えられること、③世界的に株高傾向であること、④日本企業のファンダメンタルズの高さが評価されていることがあります。ちなみに日本株を買っているのは、外国人投資家が中心です。

僕は、10/22の選挙結果次第で流れが変わると考えています。自民党が政権を取れば、今まで通り株高の傾向が続くものと思われますが、他の政党が政権を獲得した場合は、日本株が一時的に売られると思います。なぜなら、外国人投資家は政権の安定性をその国の株式に投資する場合に重視するからです。現在報道されている勢力図から考えると、おそらく自民党が政権を取る形となるため、週明けの株式相場も上昇トレンドとなるでしょう。
 
 

西尾ファンドの運用状況


 
当ファンドは、今週1週間を+18.15%で終えました。先週の日経平均21,000円超えに引っ張られる形で、当ファンドの組み込み銘柄(中小型株中心)も上昇しました。大きく上昇した銘柄はありませんが、株価が低迷していたコメダホールディングス(3543)は-3%台まで回復してきました。

このまま運用を続ける方針でいましたが、①世界的に株高の状態であること、②10/22の選挙結果によっては日本株が売られる危険性があること、③選挙結果次第でバブルが弾ける危険性があること、④日銀の国債購入ペースダウンによる日本株売り及びバブル崩壊の危険性があることを踏まえ、10/19に保有株の一部を売却することとしました。

②選挙と③バブル崩壊の懸念に影響が薄いと考えられる銘柄である、

を残し、

を売却。
さらに、想定していた期待収益率を下回ることが計算で明らかになった、

も整理のため売却しました。
以上により、現金比率を44.5%まで引き上げています。当ファンド始まって以来の大きな動きでした。
購入検討中の銘柄がいくつかあるので、株高が落ち着いた段階か、割高であっても成長性に魅力を感じた場合は、ポートフォリオに加えていくつもりです。

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